プリセプターと合わないのは、あなたの努力不足のせいだけではありません。相性問題は実際に起こります。指導内容を記録に残す、プリセプター以外の相談先を持つ、それでも辛いなら異動や転職も選択肢にするという、自分を守るための具体策をやさしく解説します。
「プリセプターと、なんだか合わない」——そう感じながら毎日出勤しているとしたら、それはとても消耗することだと思います。一番近くで教えてくれる人だからこそ、相性が合わないと逃げ場がないように感じてしまいますよね。
最初に伝えたいのは、プリセプターと合わないのは、あなただけが悪いわけではないということです。指導者との相性問題は実際に起こりますし、「うまくいかないのは自分のせいだ」と全部抱え込まなくて大丈夫です。この記事では、今の状況を少し楽にする考え方と、具体的な相談先を整理していきます。
「合わない」のはあなたのせいだけではない
プリセプター制度は、新人を支えるための仕組みです。でも、人と人との関係である以上、指導する側とされる側の相性は必ずあります。
- 教え方のテンポが自分に合わない
- 質問するタイミングがつかめず、いつも気まずい
- 言い方がきつく感じて、萎縮してしまう
- 忙しそうで、聞きたいことが聞けない
こうしたことは、「あなたが鈍いから」でも「プリセプターが悪い人だから」でもなく、たまたま噛み合わなかったという側面が大きいものです。プリセプター自身も、指導に慣れていなかったり、自分の業務との両立で余裕がなかったりします。
指導内容は「記録に残す」と自分を守れる
合わない関係のなかで起きやすいのが、言われたことの食い違いです。「前はこう言ったのに、今日は違うことを言われた」「教わっていないのに、できて当然という扱いをされた」——こうしたすれ違いは、お互いを追い詰めます。
そこでおすすめなのが、教わった内容を自分のメモに残しておくことです。
- いつ・何を教わったか
- どう指示されたか(手順や注意点)
- 自分が疑問に思ったこと
これは「証拠を取る」というより、自分の学びを客観的に振り返るためのものです。記録があると、「ここまではできるようになった」と成長を確認できますし、後で教育担当や師長に相談するときにも、具体的に状況を伝えやすくなります。感情ではなく事実ベースで話せると、相手にも伝わりやすくなります。
プリセプター以外の「相談先」を複数持つ
辛さが続くと、視野が狭くなって「この人としか関われない」と感じてしまいます。でも実際は、あなたを支える人はプリセプターだけではありません。相談先を複数持っておくことが、心の安全網になります。
相談するときは、「プリセプターを責める」のではなく、「自分が成長するために、こういう点で困っている」という伝え方にすると、周囲も動きやすくなります。とはいえ、まずは信頼できる誰かに気持ちを吐き出すだけでも十分です。抱え込んだまま我慢を続けないでくださいね。
それでも改善しないなら、環境を変える選択肢もある
できる工夫をしても、関係が改善せず、出勤がどんどん苦しくなる——そんなときは、あなた自身を守ることを最優先にしてください。
部署異動を相談してみる、別のフロアでの教育を希望する、といった方法で状況が変わることもあります。そして、もし「この職場全体が自分に合わない」と感じるなら、転職もれっきとした選択肢です。最初の職場が合わなかったからといって、看護師に向いていないわけではありません。環境が変わるだけで、見違えるように働きやすくなる人もいます。
転職を考え始めたら、一人で抱えずに情報を集めるところから始めてみましょう。職場選びのコツや進め方は看護師の転職エージェントの使い方ガイドで詳しく紹介しています。「辞めたい」という気持ちそのものについては1年目で辞めたいと感じたときも読んでみてください。
まとめ
- プリセプターと合わないのは、相性の問題でもあり、あなただけのせいではない
- 教わった内容は記録に残すと、振り返りにも相談にも役立つ
- プリセプター以外の相談先を複数持つことが心の安全網になる
- 工夫しても改善しないなら、異動・転職も自分を守る選択肢
合わない人と無理に分かり合おうと頑張りすぎなくて大丈夫です。あなたが安心して働ける場所は、必ずどこかにあります。周りと比べて落ち込んでしまうときは同期と比べて落ち込むときも、あわせて読んでみてください。
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