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オンコール手当などで年収が上がる例もある一方、一人で訪問して判断する責任や移動・天候の負担もある訪問看護。年収やオンコールの実態、直行直帰の働き方、向き不向きを誇張せず両面から整理し、転職を考える人の判断材料にします。
「病棟の夜勤から離れたい」「もっと一人ひとりの患者さんとじっくり関わりたい」——そんな思いから訪問看護に興味を持つ看護師は増えていると言われます。一方で「オンコールがしんどそう」「一人で判断するのが不安」という声もあり、踏み出すか迷う人も多いでしょう。
この記事では、訪問看護への転職について、年収・オンコール・働き方・向き不向きを両面から整理します。良い面も大変な面もある働き方なので、誇張せず、リアルな検討材料としてお読みください。
訪問看護の働き方とは
訪問看護師は、利用者さんの自宅などを訪問し、医師の指示書に基づいて療養上の世話や診療の補助を行います。一般的には次のような特徴があります。
- 利用者さんの生活の場に出向き、一人で訪問することが多い
- 病棟のような24時間交代制ではなく、日中の訪問が中心の事業所が多い
- 事業所によっては直行直帰で、移動も業務時間の一部になる
- ターミナルケアから慢性疾患の管理まで、対象が幅広い
病棟のようにすぐ近くに医師や先輩がいる環境とは違い、その場で観察・判断し、必要に応じて電話で報告・相談する場面が多くなります。この「自律的に動く」点が、訪問看護の魅力でもあり、負担にもなりうるところです。
オンコールの実態
訪問看護で気になる人が多いのが、夜間や休日の急変に備えるオンコールです。
- オンコール担当の日は、電話を受けられる状態で待機する
- 連絡があれば、状況に応じて電話対応や緊急訪問を行う
- 待機に対してオンコール手当が支給される事業所が多い
- 担当の頻度や呼び出しの多さは、事業所の体制や利用者層によって大きく異なる
オンコールがあるから一律に大変、とは言い切れません。実際の呼び出し頻度や交代の仕組みは、面接で具体的に聞いておくことが大切です。
年収はどうなる?
訪問看護の年収は、基本給に加えてオンコール手当や訪問件数に応じた手当などが上乗せされ、結果として病棟時代より上がる例もあると言われます。ただし、これはあくまで一例であり、必ず上がるわけではありません。
- 年収は事業所の給与体系・地域・経験・オンコールの有無で幅が大きい
- オンコールや件数手当が厚い事業所もあれば、固定給中心の事業所もある
- 夜勤手当がなくなる分、その差をどこで補うかは事業所による
手取りの考え方そのものに不安がある人は、給与の見方を扱った関連記事も参考にしてください。
メリットとデメリット
両面を整理しておきます。どちらが大きいかは人によって変わります。
- メリットとして語られやすい点
- 利用者さん一人ひとりとじっくり関われる
- 生活の場での看護にやりがいを感じやすい
- 夜勤がない事業所も多く、生活リズムを整えやすい
- 直行直帰など、働き方の自由度が高い場合がある
- デメリットとして語られやすい点
- 一人で観察・判断する責任の重さ
- 移動や天候に左右され、夏の暑さ・冬の寒さ・雨の日の負担がある
- オンコールが心理的な負担になる人もいる
- 事業所が小規模だと、教育体制や相談相手が限られることがある
向き・不向きの考え方
あくまで傾向ですが、次のような整理ができます。
- 向いていると言われやすい人:自律的に動ける、一人での判断にやりがいを感じる、利用者さんと深く関わりたい、生活リズムを安定させたい
- 慎重に考えたい人:常に近くに相談相手がいないと不安、移動や天候の負担が大きいと感じる、オンコールの拘束が強いストレスになる
「一人で判断する責任」をプレッシャーと感じるか、やりがいと感じるかが、一つの分かれ目になりやすいようです。未経験から始める場合は、教育体制や同行訪問の有無を事前に確認すると安心です。
後悔を減らすためにできること
- 複数の事業所を比較する:オンコール体制・給与の内訳・教育体制は事業所ごとに大きく違う
- 同行訪問やフォロー体制を確認する:未経験でも段階的に任せてくれるかを聞く
- 求人票と面接の説明を突き合わせる:手当の内訳や待機頻度を具体的に確認する
- 第三者の視点を借りる:訪問看護分野に詳しい転職サービスから、事業所の傾向を聞ける場合がある
看護師向け転職エージェントを探している方へ
オンコール体制や給与の内訳、事業所ごとの違いを事前に相談できる場合があります。複数の情報源と照らし合わせて判断しましょう。
※ 具体的なサービスの紹介リンクは、提携承認後にこちらに掲載します。
サービスから得た情報も一つの参考意見として受け取り、見学や面接で自分が確かめた印象と合わせて判断するのがおすすめです。
まとめ
- 訪問看護はオンコール手当などで年収が上がる例もあるが、必ず上がるわけではなく内訳の確認が重要
- 一人で訪問し判断する責任は重いが、その分のやりがいも大きいと語られる
- 移動・天候・直行直帰など、働き方の特徴を理解しておく
- 向き不向きは「自律的に動けるか」が一つの分かれ目になりやすい
訪問看護は、自分のペースで深く関わりたい人に向く一方、責任やオンコールの負担も伴う働き方です。病棟以外の選択肢全体を見渡したいなら病棟以外で働く選択肢を、外来など日勤中心の働き方はクリニック・外来への転職を、情報収集や応募のサポートは看護師向け転職エージェントの使い方をあわせて読んでみてください。
出典・参考
※ 数値・医療的記述は上記の一次情報・公開資料に基づいて作成しています(公開時点)。
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