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ナースの逃げ道学校では教わらない、現場の逃げ道。
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受け持ちの患者さんが亡くなってつらい看護師へ|看取りの悲しみは“慣れる”ものじゃない。心の守り方

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「受け持ちの患者さんが亡くなって、涙が止まらない」「悲しいのに、次の業務に追われて気持ちの置き場がない」——看護師として何度経験しても、患者さんの死はつらいものです。「慣れなきゃ」「プロなんだから」と自分に言い聞かせて、悲しみをひとりで抱え込んでいませんか。この記事では、患者さんの死がつらいのは自然なことだと確認したうえで、「もっとできたのでは」という後悔との向き合い方、悲しみを溜めないセルフケア、そして引きずるときの相談先まで整理します。あなたの心を守るために、まず読んでほしい内容です。


「昨日まで話していた患者さんが、亡くなった」——受け持ちの患者さんとのお別れは、看護師として何度経験しても、慣れることのないつらさがあります。涙が止まらない人もいれば、実感がわかないまま淡々と処置をこなし、家に帰ってからどっと来る人もいる。それなのに、現場では悲しむ間もなく次の業務が待っていて、気持ちの置き場を失ってしまいます。

そして多くの看護師が、「プロなんだから」「いちいち落ち込んでいられない」と、自分に言い聞かせて悲しみを飲み込みます。でも、その我慢を続けると、心は少しずつすり減っていきます。この記事では、患者さんの死がつらいのは自然なことだと確認したうえで、「もっとできたのでは」という後悔との向き合い方悲しみを溜めないセルフケア、そして引きずってしまうときの相談先まで整理します。あなた自身の心を守るために、読んでみてください。

患者さんの死がつらいのは、あなたが真剣に向き合った証
患者さんの死がつらいのは、あなたが真剣に向き合った証

つらいのは、あなたが真剣に関わった証

まず知ってほしいのは、患者さんの死を悲しむのは、弱さでも未熟さでもないということ。むしろ、その人にきちんと向き合い、心を寄せて看護した証です。感情の出方は人それぞれで、どれも「正常」な反応です。

大切なのは、「慣れること」と「感じなくなること」は違うと知ること。経験を重ねて対応が落ち着いてできるようになっても、心が動かなくなるわけではないし、動かなくなる必要もありません。悲しいと感じる自分を、「まだ一人前じゃない」と責めないでください。その感受性こそが、患者さんに寄り添える看護師の土台です。

「もっとできたのでは」という後悔と、どう向き合うか

患者さんを看取ったあと、多くの看護師の心を苦しめるのが、**「あのとき、もっとできたのでは」**という後悔や自責です。とくに責任感の強い人ほど、この気持ちに飲み込まれやすくなります。

「あのケアが違っていたら」と考えてしまうのは、それだけ真剣だったから。でも、その後悔をひとりで抱え込むと、事実以上に自分を責めてしまいます。もし本当に振り返るべき点があるなら、それはチームで冷静に検討すること。医療的な出来事で強く落ち込んだときの立ち直り方はインシデント後の落ち込みから立ち直る(セカンドビクティム)も参考になります。ひとりの頭の中だけで裁判をしないこと——これが、心を守る第一歩です。

悲しみを溜めない、日々のセルフケア

グリーフ(悲嘆)は、フタをして消えるものではありません。少しずつ外に出していくことで、心は回復に向かいます。全部やろうとせず、できそうなものを一つ試してみてください。

とくに効くのが、「つらかった」と誰かに話すこと。看護師の仕事は、感情を使う**“感情労働”です。使ったぶんは、意識して回復させる必要があります。悲しみは、消そうとするより「あってもいいもの」として、少しずつ流していく**イメージで。夜勤明けの消耗が重なっているなら夜勤明けがつらい看護師へのセルフケアもあわせてどうぞ。

悲しみは消すものではなく、少しずつ流していくもの。まず体を休めて
悲しみは消すものではなく、少しずつ流していくもの。まず体を休めて

それでも引きずるとき——見逃さないでほしいサイン

多くの場合、悲しみは時間とともに少しずつやわらいでいきます。でも、強い状態が長く続くときは、ひとりで抱えず、相談先を頼ってほしいタイミングです。

こうしたサインが続くなら、それはあなたが弱いからではなく、心が限界のサインを出しているということ。無理を重ねると、燃え尽き(バーンアウト)につながることもあります。産業医・院内の相談窓口・信頼できる上司や先輩に、早めに声をかけてください。心が壊れる前のサインについては心が壊れる前のサインに気づいてにもまとめています。頼ることは、看護師として長く働き続けるための、大切なセルフケアです。

まとめ

  • 患者さんの死がつらいのは自然なこと。感情の出方に正解はなく、「慣れる」と「感じなくなる」は違う
  • 「もっとできたのでは」は真剣だった証。でも**“感情”と“事実”を分け**、ひとりで結論を出さない
  • グリーフは溜めずに少しずつ流す。話す・休む・区切りをつける——できることを一つずつ
  • 眠れない・フラッシュバック・涙が止まらないが続くなら、専門家・相談先を頼るサイン
  • 悲しみを飲み込み続けない。早めに人を頼ることが、長く働くためのセルフケア

患者さんとのお別れは、何度でも心に残ります。その悲しみを、どうかひとりで抱え込まないでください。インシデント後の落ち込みにはセカンドビクティムを知る、心の限界サインには心が壊れる前のサインに気づいてもあわせてどうぞ。

#看取り#患者の死#グリーフ#つらい#メンタルヘルス
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